中小企業の経営者の方々の趣味と言えばゴルフや読書、音楽鑑賞などが常連のようですが、私の趣味はアマチュア無線やＪＡＺＺなどです。特に、私がアマチュア無線が趣味だと言うとほぼ全ての社長さんが「へぇ～」という顔をされます。
これには、（１）知らないからコメントのしようが無い。（２）何か「オタク的」な印象がする（３）経営者の趣味として何か不似合いな感じを受ける などでしょうね、きっと。 然しながらどのような趣味であれ、経営者が趣味を持ち、かつそれを楽しめる状態というのは歓迎されるべき状態だと思います。
尤も、趣味（仮にそれがゴルフだとしましょう）に「没頭」してしまうのは考え物で、例えば昔の銀行さんで言えば、シングルハンデの経営者の会社には融資するなという「教え」があったとか。（全ての銀行さんがそうだったとは言いませんけど）
趣味を楽しめると言うことは経営者の心に余裕があると言うことです。 心に余裕が無い状態では経営判断が粗雑になり、判断を誤ることが非常に多いことは言うまでもありません。
しかし、日々経営に苦渋の選択を迫られることの多い中小零細企業の経営者にとって趣味を楽しむなどという心の余裕がある方はむしろ少数ではないかと推察します。
趣味を楽しむということは結構難しいことなのです。
趣味を楽しめとまでは言いませんが、日々苦闘を続けている中小零細企業の経営者のみなさんにお伝えしたいことがあります。 苦しい状態や判断が付かない状態になったら次のことを試してみてはいかがでしょうか。
- 上を見て歩いてみてください。（つい、下を見て歩いていませんか？太陽や青い空を見ると気分が変わります）
- 近くに山や海があったら１人で行ってみてください。（不思議な事に、悩んでいたことが馬鹿馬鹿しく思えたりする事があります）
他にも幾つかあるのですが、要は「煮詰まった自分の頭のスイッチを切る」ことが必要なのです。 読まれた方の中に私と同じ趣味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、今度お目にかかったときにお話くださいませんか？
お待ちしております。