戦うと言っても喧嘩をすることを言っているのではありません。 ビジネス上の取引や交渉の場での姿勢のことです。
社員は常に自社の利益を代表して交渉の場に臨みますから、互いの利益と利益がぶつかり合い、時として戦いになります。
この戦いに於いて重要なこととは何でしょうか。勝ち負けでしょうか。
喧嘩であれば、勝ち負けがありますよね。しかし、ビジネス上の戦いに勝ち負けという概念を持ち込んではいけません。
勝ち負けになったら駄目なのです。
最も上出来な戦いの結果とはどういうものか。
自社の利益を守りつつ、相手の利益も守れるような結果です。
そのためには、本気で、正直に自社の主張を言わなければなりませんし、相手の言い分を真剣に聞き、その解決法を考えねばなりません。
そう、「戦う」のです。そういう戦い方が出来る社員を私は戦える社員と言っています。
取引先にも戦える社員が居ます。彼らと真剣に戦うのは大変ですがとても楽しい。
そんな社員が数多く居る会社は幸せです。