新商品の企画・開発の方法(その2)

前回は切り口だと言いましたので、具体的にお話します。

塩素系漂白剤や塩素系殺菌剤に使われる主原料に次亜塩素酸ナトリウムというものがあります。水道の殺菌にも使われているもので、通称「塩素」と皆さんが言っているアレです。

さて、この原料を使って作られる製品には、台所用○○○とか洗濯用○○とかカビ用○○などと様々な用途別に製品が作られています。

ここはどーんとぶっちゃけちゃいましょう。

どれも中味なんか殆ど一緒です! と言ったら叱られそうですが・・ 勿論、用途に応じてアレンジされてはいるものの、主成分は全く同じなのです。

台所用○○を洗濯用として使えないか。使えます。本質は同じですから。 (一般論ですから、使う場合は自己責任で。)

これで賢明な貴方にはお判りでしょう。

そう、用途です。

つまり、用途を色々と考え出しているのです。これを用途開発と言います。切り口を考えるとは用途開発が一つの方向なのです。

以前、水洗トイレの便座ノズルクリーナーというような製品を見かけたことがあります。

これなど正に用途開発の見本のような商品だと思いました。

洗剤の中身など普通のものでも宜しい。特別なものは要らない。シェービングクリームのように泡になればOK。

便座ノズルという場所に特化することで、新しい用途を見出した商品と言えるでしょう。

次回は別の切り口について

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