床屋さん - その1   KG

今年は、さまざまな床屋さんや髪結い(美容院)を訪問した。そういわゆるサロンだ。

都内では、業界屈指のサロン十数件を複数回訪問した。

業界屈指とは、サロン経営者が全国大会や世界大会などで優勝した経緯があり、

その経営者の一言で業界のあり方がさまざまに変遷を遂げてしまう影響力がある。

また、屈指と名が定着したサロンの殆どは世襲制である。何も政治に限ったことではない。

老舗サロンとして代々継承されてゆくのであろう。 あるサロンは、4代目が継承されているがオンとし75歳、いまだ息子の敬称を心待ちにしている。

 

経営者も十人十色、間違った考え方の経営者もおりその経営振りはさまざまであるものの共通して言えることは、入店したとたんこれらのサロンは何の臭いもしないのである。

顧客至上主義は言うを待たずか。相当に気を配って今日まで来たのだろう。 その気苦労たるやは、想像に難くない。数多い従業員などの若手の顧客応対も見事である。 経営だけでなく徹頭徹尾の洗練された教育は、単なる徒弟制度の枠をはみ出していると言えよう。

 

しかし、それらの大型サロンの占有率は、全国でおよそ一割に満たない。

小規模サロン経営者(ひとり、もしくは夫婦による経営)は、カット椅子・セット椅子(2脚以下)がおよそ3割。

中規模のそれは(経営者、従業員2~5名)、カット、セット椅子(3~7脚)がおよそ6割。

大型サロンの売上は、年間一億をはるかに超える。しかも掛売りなしの現金による商い。

 

しかし、どのサロンも店内が無臭であってもタオル・クロスなどは、多くの客の体臭と洗剤、パーマ液などが混ぜんしたいやな臭いだけは何時の時代においても健在である。 サロン経営者はそれが当然だといまだに思っている。 何とかしたいもののソリューションが見つからないのだ。また、それに呼応するメーカー、問屋も存在しない。

ごく、極一握りの経営者と従業員のたゆまない努力により、洗濯する前に予め水道水や洗剤などに数時間付けおきしたりして多くの時間を割いている。ご苦労なことである。

彼らの長年の課題がそれらの臭いを取り除くということは明白な事実となって浮上してきた。 タオルなどの部屋干しなど夢中の夢であるのだ。

 

いかなるサロンも日常使用する消耗品の額は、規模の大小により、毎月8~12万円。

その中には、タオル、クロスなどの臭いを誤魔化すコロンなるものが長い年月君臨してきている。 そのコロン類などの購入額は、毎月およそ1万~2,5万円。 私たちは、その額を僅か、2,000円前後で提供する救世主になろうとしている。 まさに千載一遇のチャンス到来である。 私たちとサロンの利害が一致した瞬間である。

サロン経営者が喜ばないわけがない。 むしろ諸手を挙げてそのマジックを歓迎している。

ただ、その画期的なマジックがサロン経営者の一人ひとりにその存在が蔓延していないだけである。

 

以下次号 - 艱難辛苦を乗り越えて - 乞うご期待!!!

カテゴリー: 社員から パーマリンク

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