地球温暖化の影響か今年の夏は全国各地で記録的な猛暑日が続きました。
特に日本の台所とも言える北海道では野菜や乳牛などに高温被害が続出しているそうです。
昨年も高温被害によって当社近隣地域で栽培されていたほうれん草がほぼ全滅したことを思い出します。こういった現象は今後も続いて行くと予想され、温暖化対策は待ったなしの状況ではないでしょうか。
暑さに強い作物への品種改良も進められていると聞きますが、品種改良には5年、10年単位の日数がかかるそうで、いずれにしても抜本的な対策には時間がかかります。
しかし、朗報もあります。
作物、植物の高温ストレス耐性を向上させて暑さに強い植物に育てる物質を含む原料が製品化されました。主成分は「ゼルンボン/Zerumbone」と言います。
ゼルンボンはハナショウガ(ニガショウガ)という植物に含まれる物質で、ガン治療にも有効性が示唆されており、2006年から大学の合同研究チームがその分野での研究を進めているようです。
扶桑化学工業株式会社の研究チームはゼルンボンの植物に対する高温ストレス耐性の向上効果に着目し、世界で初めてその製品化に成功しました。
当社では一昨年からフィールドテストを当社内で行うなど、扶桑化学工業様と協調して製品の有効性調査やマーケティング等を行い、コンシュマー向け製品の商品化を進めています。高温ストレス耐性向上剤は家庭菜園やガーデニングをされる方々にとって強い味方となってくれることでしょう。
製品の詳細はこちらにございますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。