我が社のコストは原材料費と販売管理費に大別できます。
その内、どんな会社でも等しく存在する販売管理費(いわゆる経費)について私の考え方を書いて見ようと思います。
そもそも経費とは「かかるもの」なのでしょうか。それとも「かけるもの」なのでしょうか。
当社の従業員の多くは、「経費とはかかるもの」と考えているようですが私は違うのです。
「経費はかけるもの」だと考えています。
何言ってんの、経費はかかるじゃん!と言いたい方、ちょっと待ってくださいね。勿論、経費はかかります。電気代だって電話代だって、従業員の給料だって・・かかりますよ。そりゃ。
ただ・・ 経費は使い方=かけ方によって大きく効果(見返り)が違ってきます。
どうせかかってしまう経費なら、かけただけの見返り=リターンがあるかけ方をしたいのです。なので、「経費をかける」と言う言い方になるのですが、これだけでは何だか屁理屈のようですね。
少し例を挙げましょう。
どのような会社でも忘年会や新年会といった社内行事はあるでしょう。これも経費ですが、「かかるもの」と考えていると予算が少ないときなど「どう削ろうか」と考えるでしょう。
しかし、「かけるもの」と考えれば同じ予算でも「どうかけようか」と考えます。忘年会や新年会の意義がその会社によって何かで「かけ方」は変わってくるとは思いますが、メリハリのある使い方にならないでしょうか。
会社は利益追求の場ですから、そんな考えは甘い!と言う経営者の方々の声が聞こえてきそうですが、私は、従業員のモチベーションを下げるような経費の使い方は、逆に「勿体無い」と考えてしまいます。どうせ経費は「かかる」のですから。