OEM(天然志向の合成洗剤)

天然志向、自然志向の洗剤はこれまで数多くの製品が各社から上市されており、古くは、合成洗剤主流の70 年代に登場した植物性洗剤で、これは環境へ配慮したもの。その後、手肌へのやさしさだったり、衣料用では敏感肌であったり、環境にやさしい=肌にやさしい、とは限りませんが(敏感肌コスメブランドから登場している機能的な敏感肌用は除きます)、実に多様の製品が見受けられます。

天然(天然由来)というのは、成分そのものが天然ではなく、その成分を生み出す物質が天然に産するものという意味で使われています。天然由来の代表格ともいえる石鹸は、合成洗剤の対立概念にされることが多いためか「合成界面活性剤ではない」と誤解されるケースがありますが、実は天然の油脂から合成された界面活性剤です。

洗濯用及び台所用の洗剤は、家庭用品品質表示法に従って石鹸と合成洗剤を分けた表示が義務付けられています。これは、石鹸が主流であった洗剤分野に、後に開発された合成洗剤が加わったため(洗濯機の普及に伴い1963年に合成洗剤が石鹸の生産量を上回る)の区別であり、合成か否かを区別するための表示ではありません。

「合成洗剤は合成界面活性剤である」→「石鹸は合成洗剤ではない」→「石鹸は合成界面活性剤ではない」といった流れで生じた誤解です。

前置きが長くなりましたが、合成洗剤と表示されるものでも、天然の素材から合成された界面活性剤を使用していれば天然由来が訴求できます。当社はメーカー様と同じ視点で機能と訴求の両面から製品化に取り組んでいくことをモットーにしておりますので、「自然、天然という切り口で開発してみたいが、どうしたらよいかわからない・・・」的な段階からでも全然構いません。是非、お気軽にお問合せください!
企画開発担当のワタナベでした。
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